


大気汚染とは
大気汚染の概要

大気汚染とは、空気中に有害物質などが混ざってしまうことを言います。
私たちが吸っている空気は、きれいでなければなりませんが、工場や車から出る煙が原因で空気が汚れてしまう恐れがあります。
大気汚染の種類
酸性雨
自動車の排気ガスや工場の煙などに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物といった汚染物質が雨に溶け込み、酸性の度合いが強い雨が降ってしまうことを言います。酸性雨が降ると、植物の葉を傷めてしまったり、建物などを溶かしてしまうことがあります。また、湖や川も酸性になってしまうと、魚や他の水生生物にも悪影響を与えることがあります。

酸性雨の仕組みについて
黄砂
東アジア内陸部の砂漠などの砂が強風で高く巻き上げられた後、偏西風により日本を含めた周辺地域や国に降り注いでしまう汚染問題です。黄砂が運ばれてくる途中で、動植物にとって有害な物質を取りこんでいる可能性があるとされています。
PM.2.5
PM2.5とは、大気中にある汚染物質の中で、直径が2.5マイクロメートル以下のとても小さな粒子状の物質のことを言います。右の画像のように髪の毛やスギ花粉よりもとても小さな物質なので、人の肺の奥深くまで入り、病気を引き起こす可能性があります。
コラム 大気汚染物質の測定について
東広島市では市役所を含む13地点で、二酸化硫黄や窒素酸化物の測定を行っています。
※興味がある方は東広島市役所に相談または連絡すると実際に見学する事ができます!

大気汚染自動測定体制(参考:東広島市 環境白書)
光化学オキシダント
光化学オキシダントとは
光化学オキシダントとは工場から出てくる煙や車からの排気ガスに含まれる有害物質が,太陽の光(紫外線)によって化学反応を起こして刺激性がある大気汚染物質などが生成されてしまうことです。また、これらの物質から発生したスモックを光化学スモックと言います。

光化学オキシダントについて(参考:環境省・文部科学省 ECOライブラリー)
影響と対策
影響
体の影響としては,高濃度になると、眼の刺激や喉の痛みなど呼吸器に出てきます。 さらに,農作物や植物を枯らしてしまう被害もあります。
対策
対策 として東広島市では光化学オキシダントが1時間値0.12ppmを超える値が観測されたとき、関係機関と連携して,市民に注意喚起を行います。さらに野焼きや自家焼却禁止の啓発・指導も行っています。
コラム:大気環境測定情報について
光化学オキシダントの濃度が環境基準(1時間値0.06ppm)を超えてしまった時には広島県から注意報が出されています。 大気環境はホームページ上で公表されていますので、皆さんの行動の参考にしてください!
※詳しい情報は、「広島県大気情報ポータルサイト」で確認できます。