ごみを減らすために
3R
「3R(スリーアール)」とは、ごみを減らして、地球を大切にするための3つの大事な行動のことです。
3つの R は、それぞれ次の言葉の頭文字をとっています。
① Reduce(リデュース)発生抑制
まだ使えるものをすぐに捨てないで、ごみを減らすことです。
たとえば…
必要ないものは買わない
ものをていねいに使って長く使う
② Reuse(リユース)再利用
一度使ったものを、くり返し使うことです。
たとえば…
くり返し使えるものは、リユースショップやフリマアプリを活用して売買する。
いらなくなったおもちゃを友だちにゆずる
③ Recycle(リサイクル)再資源化
使い終わったものを、新しいものに生まれ変わらせることです。
たとえば…
ペットボトルを集めて、新しいペットボトルにする
アルミ缶を集めて、また新しい缶を作る
フードロス削減
「フードロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことです。
日本では1年間に約464万トンもフードロスが出ていて、一人あたり約37kgになります。
お店などで出る「事業系食品ロス」と、家庭で出る「家庭系食品ロス」の2つに分けられます。
食べ物を無駄にしないことは、環境を守るためにもとても大切なことです。
広島中央エコパーク
広島中央エコパークにある「高効率ごみ発電施設」は、東広島市・竹原市・大崎上島町で出たごみを処理する場所です。
ここでは、ごみを高い温度で溶かして、もう一度使える資源に生まれ変わらせています。
そのおかげで、ごみを燃やした後に灰が出ないので、埋め立てる必要がまったくありません。
ごみを溶かすときに出る熱は、発電に使われ、電気を作ることができます。
また、ごみを処理したときに出る排ガスは、特別な機械でしっかりきれいにしています。
防災との関わり(コラム予定)
エコパークの中にある広場には、子どもがあそんだりイベントをしたりするだけではなく、もう一つ大切なはたらきがあります。
広島中央エコパークには、災害のときに出るごみをしっかり処理できる設備があります。
そのため、大きな災害が起きたとき、この広場は災害で出たたくさんのごみをいったん置いておく場所としても使われます。
エコパークでのごみ処理
広島中央エコパークでは、このような流れでごみを処理しています。
ごみクレーン/ごみピット
ごみ収集車は、東広島市・竹原市・大崎上島町から集めたごみをエコパークの「ごみピット」という大きなくぼみに入れます。
ごみピットに集められたごみは、「ごみクレーン」という大きな機械でつかまれて、ガス化溶融炉(ごみを高い温度で処理する設備)まで運ばれます。
このごみクレーンは、つかんだごみの重さを自動ではかって、ちょうどよい量になるように調整してガス化溶融炉に入れます。
ガス化溶融炉
約1,800℃以上のとても高い温度でごみを溶かし、ドロドロになったものを「溶融物」と呼びます。
この溶融物は冷やされると「メタル」や「スラグ」という材料に生まれ変わります。
スラグは、道路の舗装に使われたり、メタルは、建設機械の重りとして再利用されたりします。
ごみが新しい形で役に立つ資源に変わるしくみになっているのです。
溶融物の資源化
蒸気タービン発電機
ガス化溶融炉でごみを溶かすと可燃性ガスができます。そのガスは燃焼室に送られ、さらにしっかり燃やされます。
そこで生まれた高い熱によりボイラで水を沸かし、蒸気をつくります。
できた蒸気で蒸気タービンを回し、発電機で電気をつくっています。
つくられた電気は施設で使われ、余った電気は電力会社に売っています。
ろ過式集塵器
燃焼室で燃やされた排ガスに含まれる溶融飛灰(有害な物質や細かいチリ)を取り除き、綺麗になったガスを大気中に放出しています。
取り除いた溶融飛灰は「山元還元」されています。
山元還元(コラム予定)
ごみを処理すると「溶融飛灰」という灰が出ます。
この灰の中には、鉛や亜鉛、銅など、価値の高い金属が含まれています。
それらを工場で取り出して、もう一度使えるようにすることを「山元還元」といいます。
むだなく資源を使うための大切なしくみです。
山元還元
私たちにできること
給食や家でのご飯は感謝して残さず食べる。買い物では必要な分だけを選んで買う。
そうすることで、「食品ロス」を減らすことができます。
また、買い物でエコバックを使う(リデュース)発生抑制
裏面が白紙のプリントをメモ代わりに使う(リユース)再利用
牛乳パックや古紙をリサイクルに出す(リサイクル)再資源化
これら3Rを日常生活で意識することで、未来を守る一歩に繋がります。