海洋プラスチックごみ
海洋プラスチックごみとは、ポイ捨てや不適切な処理によって陸から海へ流出したプラスチック製品やその破片のことです。これらは容易に分解されないため、ずっと海を漂い続けます。
海岸にポリタンクやビニール袋などのごみが打ち上げられているのを見たことはありませんか?
それは海洋プラスチックごみです。
海洋プラスチックごみって・・・
どこから来るの?
海に浮いているプラスチックごみは、いったいどこから来るのでしょう。
実は、海洋プラごみの多くが私達の暮らす街から来ています。
街の中でペットボトルやビニール袋などのごみが道に捨てられると、雨が降った時に水路や川に流されてしまいます。
そのまま川を下っていくと、やがて海に辿り着きます。
こうして海に出たごみは、波に揺られて海の上を漂い、海岸に打ち上げられたり、海の底に溜まったりします。
どんな種類があるの?
■漂流ごみ
漂流ごみは、水の上や水の中をぷかぷか浮いて流れているごみのことです。
風や海の流れに乗って、ずっと遠くまで運ばれてしまうこともあります。
■漂着ごみ
漂着ごみは、海岸に打ち上げられたごみです。
大きな木や海そうにまじって、家庭から出たごみや漁師さんが使う道具など、いろいろなごみが流れ着いています。
■海底ごみ
海底ごみは、海の底に沈んでしまったごみのことです。
漁具や缶、びんだけでなく、レジ袋のような軽いものまで沈んでしまいます。
海洋プラスチックごみが与える影響
海洋プラスチックごみは、私達や海の生き物にも色々な影響を与えます。
プラスチックごみは、なかなか分解されず長い間残ってしまうという特徴があります。
海洋プラスチックごみは、海や私達の暮らしに影響を与えます。
例えば、
・綺麗な海の景色を損ねる
・網に絡まって生き物が怪我をする
・漁師さんの網が壊れてしまう
・港にごみが溜まって船の邪魔になる
など、色々な影響があります。
さらに、とても小さく砕けて「マイクロプラスチック」になることもあり、自然の生き物達が間違って食べてしまい、身体の調子が悪くなる心配があります。
ミジンコ等の小さな生き物が食べてしまい、さらにその生き物を魚が食べてしまい、そしてまたその魚を大きな海の生き物が食べてしまう。という食物連鎖の中で、他の生き物にも広がっていく可能性があります。
マイクロプラスチック(コラムの予定)
プラスチックの中でも、5mm以下のものを「マイクロプラスチック」といいます。
海の中でプラスチックごみが波や風、日光に当たり、小さくなることもあれば、最初から小さく作られているものもあります。
とても小さいため、一度海に入ってしまうと、拾い集めるのが難しいのです。
広島県の施策
広島県では、海洋プラスチックごみ削減に向けて、様々な取り組みを行っています。
みんなでできる海ごみ削減運動
市民や地域で清掃活動を行い、海ごみ減少を目指しています。
海のごみを減らすには、主な発生源である街のごみを減らさなくてはいけません。
令和7年5月に行われた『瀬戸内4県 一斉清掃大作戦』では、約1.15トンのごみを収集しています。
瀬戸内4県 一斉清掃大作戦
私達にできること
海のごみを減らすために、まずは「ごみをポイ捨てしないこと」がとても大切です。
プラスチックを減らす工夫をしたり、ごみをちゃんと分けて捨てたりすることも、海を守る力になります。
私達一人一人の行動が、未来の海を綺麗にします。